戦前の日本の家畜は、軍馬や農耕用の牛馬などの大型家畜が主体で、養豚や養鶏などは米麦農業の副業的なものでした。終戦を迎えると軍馬は不要になり、国家経済も農業や家畜の組織も崩壊し、牛乳や鶏卵は病人以外は口に出来ない時代でした。そんな何もない時代、昭和24年に「財団法人 馬事畜産会館」は誕生しました。財団の設立は、馬事および畜産関係者の連絡機関として、さらに調査研究、知識の普及が目的でした。